ことわざ「和して同ぜず」(わしてどうぜず)の意味や使い方+@
こんにちは、はいたっちです。
最近、自分も随分丸くなったなぁ~と思うようになりました。
いや、体型の話じゃないですよ、、、まぁ体型もか。
社会人になりたての頃は、とにかく自分が一番でありたいと願ってました。
他の人に出来るなら自分に出来ないはずがない、と本気で信じてましたからね。
仕事も早く覚えようと必死に努力し、そして結果もそこそこついてきました。
上司のリップサービスを真に受け、もうピノキオもビックリの鼻高々状態に。
先輩達よりも速く、仕事量も多くこなしてるぜ!どうだ、まいったか!的な。
なので、人を貶めるような事はしませんでしたが、生意気だったと思います。
知ったふうな口を聞き、意見を戦わせることもしばしばありましたから。
いやぁ、若いって本当に怖いですね~(;´Д`A “`

そんな未熟が故に尖っていた私も、経験を積むうちにいくらか角が取れてきました!
どこぞの芸人さんよろしく、俺だ俺だ俺だ~!とはならなくなってきたわけです。
言うなれば、FWが点を取れるのはパスをくれる仲間がいるからなんですよね。
私、企業とはサッカーに似てると思うんです。
バリバリ動ける若手は点を取りに行くFW。
その若手にパスを出したり、中盤で試合を組み立てる中堅はMF。
長年の経験でピンチを救ったり、冷静に状況を判断できるベテランはDF。
そして、管理者は最後の砦、GK。
経験を積むにつれて、どんどん後ろに下がっていくようなイメージですね。
【ワンチーム】って言葉が流行りましたが、いい言葉ですよね^^
一つの目標に向かって、全員が一丸となって進んでいくことはとても大切です。
けれど、その過程で全く衝突がないのならば少し考えものだと私は思います。
それは恐らく誰かの意見に迎合している人がいるからです。
あえて波風立てる必要はありませんが、自己主張に過度の遠慮は不要です。
さて、今日はことわざ「和して同ぜず」の意味や使い方を紹介します。
1.「和して同ぜず」の意味って何?
他人との協調に努めることは大切だが、自分の考えや道理に反することまで一緒にはしないこと。
むやみに他人の意見に引きずられたり、妥協してはいけないという戒め。
人と仲良く交際はしても、おもねって自説を曲げるようなことはしない。
2.「和して同ぜず」の類義語や対義語は?
対義語には「同じて和せず」が挙げられます。
3.「和して同ぜず」の使い方は?
全部が全部、人に合わせる必要なんてない。「和して同ぜず」っていうだろう。
4.「和して同ぜず」のソースどこよ?
出典は「論語」です。
はいたっちのひとりごと

論語には「君子は和して同ぜず 小人は同じて和せず」とあります。
君子とは教養のある、徳の高い人格者のことを指します。
人間としてあるべき姿、目指すべき理想像として用いられる事が多いですね。
私はひねくれ者なので、なんとなく斜めから物事を見たくなるんです。
というか、なんにでも自分の意見をねじ込みたいというか、反映させる余地を探したいんです。
これでいいのかな、もう少し違った見方はできるかな?という自己主張をしたいわけです。
誰にでも自分の中で譲れないラインがあって、それを譲らないことは大事だと思います。
サッポロビールの黒ラベルのキャッチコピーに”丸くなるな、星になれ”というのがありました。
コピーライター秋山晶(あきやましょう)さんの作品ですが、「言い得て妙」とはまさにこのこと。
多少尖った部分を持った人のほうが個性的だし、憧れると思いませんか?
是非、あなたも”好きなものは好き!”と尖った一面を持ってもらえたら、と思います。
槇原敬之さんの「どんなときも。」、芸術に罪はない。
それでは、この辺で。