ことわざ・故事クイズ『これな~んだ?』上級編

こんにちは、はいたっちです。
本日は『これな~んだ?』シリーズの第3弾です。
初級編】【中級編】に続いて、今回は【上級編】となります。
前回、前々回と同じく、あるものをたとえたことわざ・故事を出題します。
昔の人ってオシャレというか、センスあるなぁ~と思わず唸る傑作揃いです!
知らなくても損はしませんが、知っていると少し自慢できるかもしれませんw
さぁ、いくつ知ってるか、私からの挑戦状です!

問題:次のことわざ・故事が意味するものを答えなさい。

①.吞舟の魚
②.洛陽の紙価
③.梁上の君子
④.解語の花

上級編はこの4つです。
なんか、『何色の何?』みたいな感じで、お昼のバラエティー番組っぽいですねw
上級編とはいっても、字面からピコーン!と来る人もいるかもしれませんね。
まぁ、少し発想を飛躍させないと正解に辿り着くのは難しいと思いますが。
では、ここでヒントを出します。

はてな?
小首をかしげる姿って、ちょっとキュンキュンしませんか?w

ヒント

①.船を丸ごと飲み込んでしまうほどの大きな魚、という意味です。
②.「~を高める」という表現をします。紙価を高めるほどの・・・?
③.皮肉を込めて『君子』という表現をしています。
④.人の言葉を理解する、話すことのできる花、という意味です。

・・・漠然としててヒントになってないかもしれませんね><
まぁ、上級編ということでどうかご勘弁を。
それでは、正解発表です!

頭をかきむしる女性
ここまで悩んでくれたら、出題冥利に尽きるんですけどねw

正解と解説

①.大人物
②.ベストセラー
③.泥棒
④.美人

皆さんはいくつわかりましたか?
ここで少し補足をしていきますね。

①.【吞舟の魚】とは、善人・悪人を問わず、度量の広い、才能豊かな大人物のたとえです。
  『呑舟の魚は枝流に游がず』と続けて、大人物は小事にこだわらないという意味にも用います。
②.【洛陽の紙価】とは、著書が世間の評判を呼び、売れ行きが大変好調であることを言います。
   中国・晋の時代、左思(さし)の『三都賦』(さんとのふ)という本が大評判となり、多くの人が
   この作品を書き写したため、都の洛陽では紙が不足して値段が上がったという故事から。
③.【梁上の君子】とは泥棒・盗賊のたとえです。また、ねずみの異名でもあります。
   中国・後漢時代、陳寔(ちんしょく)が梁の上に隠れていた泥棒に気付き、子供を起こして
  『人は努力すべきもの。初めから悪人などいないが、悪い習慣が身に付くと悪人になるのだ。
   あの梁の上の君子もそうだ』と戒めると、泥棒は降りて謝罪・改心したという故事から。
④.【解語の花】とは、美人のたとえです。
   中国・唐の玄宗(げんそう)皇帝が蓮の花を称賛しながら、そばにいた楊貴妃をさして、
  『池の蓮の花の美しさも、この言葉を解する花には及ぶまい』と言ったという故事から。

はいたっちのひとりごと

正解のピース
答えがわかると、ピースがはまるような快感ですよね♪

いかがでしたでしょうか?
全問正解できた方は結構な本の虫だとお見受けしました!そして、おみそれしましたm(__)m

今回の問題は中国にまつわる故事が多かったですね。
ちなみに、年代は晋が265年~420年、後漢が25年~220年、唐が618年~907年なので、
全て千年以上前の出来事なのに現代まで語り継がれてるって、ハンパなくないっすか?
④のシーンあたり、最近の女子向け恋愛ドラマアプリとかで採用されてそうですけどw
けど、その逸話もさることながら、そう呼んだ人のネーミングセンス、まぢ神ってる。
こういった影のファンタジスタがいるおかげで、後世に語り継がれてるんですから。
というわけでDragon Ashさんの「Fantasista」、この曲も神ってます!

それでは、今日はこの辺で。

また読んでください♪

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